ピサとトスカーナ州の特産品・郷土菓子


トスカーナ州は、海と山に囲まれ、美しい景観に加え、食材にも恵まれた地域です。またピサは海も山中心地から15分程度と非常に近く、山の幸、海の幸両方楽しめます。

イタリアの平均よりも何年も長いピサの平均寿命は、ミネラル豊富な食材のおかげかもしれません。


ピサの特産品

ムッコ・ピサーノ

低脂肪、低カロリーの赤身のオーガニック牛。

希少牛のため、ピサ大学センターで一部保護されている。

 

詳しくは→こちら

 

 

サン・ロッソーレの松の実

AIAB (イタリア有機農業協会)によって保証されたオーガニック(有機)松の実。たくさんできるようにと使われる化学物質を使わず、自然な受粉の伝統的なやり方で作るため100kgから350gしかとれない。詳しくは→こちら

ピサでは松の実祭りも開かれます→こちら

 

ミリヤリーノのペコリーノ・チーズ

パルコ・ディ・ミリアリーノ Parco di Migliarinoと呼ばれる豊かな土壌で育てた羊のミルクを使ったチーズ。他地域のペコリーノよりも自然の甘みが強い。

半硬質といった硬すぎず、柔らかすぎない硬さで、オーガニックのエサなど伝統的な牧畜ルールで育った羊のみがこの名前を使用できる。


サンロッソーレのハチミツ

限定的なハチミツの為、非常に高価。海岸線にある花の蜜からできるもので、5-7月には、巨大な黄色のじゅうたん、またはハチミツのビーチ Il Miele di Spiaggiaと言われる。

海からの栄養をすった花の蜜は、澄んだ、明るい琥珀色で、優しい香り。また、非常になめらかで、繊細な味です。

黒ズッキーニ・ピサーノ

ズッキーナ・モーラ・ピサーナ Zucchina mora pisanaと呼ばれ、以前はルッカとピサで栽培されていたが、現在はピサでのみで栽培されている。

鮮度を長く保つことができるという特徴があり、また5-10月までと比較的長い間収穫可能。普通のズッキーニと比べるとサイズがやや小さいため、市場には出回らず農業従事者や愛好家のみが食していた。

マッレガート・ピサーノ

ダークブラウンの色の肉の甘みと香辛料の良い香りのするサラミ。

松の実も入っています。うまみの秘訣は豚の血液とレーズンと香辛料のバランス。


ピサのワイン

主なピサのワインは、

キャンティ・デッレ・コッリネ・ピサーネ DOCG 

il Chianti delle Colline Pisane DOCG

ビアンコ・ピサーノ・ディ・サン・トロペ 

il Bianco Pisano di San Torpè

ヴィン・サント・ディ・モンテスクダイオ DOC 

il Vin Santo di San Torpè ed il Montescudaio DOC

ピサのオリーブオイル

ピサの地域で作られるオリーブオイルは、主に、フラントイオ種(il Frantoio)、ミニョーラ種(il Mignola)と、グレミニョロ種(Gremignolo)の3種類。

背肉のサラミ・ピサーナ

12月から2月までの決まった時期のみ作られるサラミ。

塩やニンニクをマッサージするように刷り込み最低7-8か月熟成させる。美しいピンク色が食欲をそそる。

 

 


サン・ミニアートのトリュフ

ピサの中心地から40分。小高い丘の上にある町。

白・黒トリュフいずれもとれる。丸いまま、スライス、クリーム、ペースト、オイル漬けに、パスタに練りこんだもの、トリュフ入りチーズ、トリュフ入りソーセージなど様々な商品がある。

毎年12月にはここで、トリュフ祭りが行われる。

 

ラーリのサクランボ

ピサの中心地から30-40分。20種類のサクランボを生産し、トスカーナ州の約50%のサクランボがこの町で栽培されている。

毎年6月に行われるサクランボ祭りでは、生のサクランボ、ジャム、リキュールなどを生産者から直接買うことができる。この町には2015年ミラノ万博でも販売された昔ながらのパスタメーカーがある。



ピサとトスカーナ州の郷土菓子

トスカーナ州は、材料を色々と加えず、素材を生かした素朴なお菓子が有名です発祥の町だけでなく、トスカーナ州全土で食べられるようになったお菓子の代表的なもの、現在でも一定の地域で食される、そこに行かないと食べられないお菓子、季節の行事の時にのみ販売されるお菓子を紹介します。

 

コ・ビスケリ

海沿いの町ピサの郷土菓子のコ・ビスケリ Co'Bischeri。

レーズン、クルミなどのナッツ類、チョコレートとアルデンテの米、香辛料が入っています。

濃厚でしっかりした味ですが、砂糖を前面に感じるような重みはないので食べやすい。 

ピサニーネ・ディ・サンラニエリ

ピサの町の聖人、聖ラニエリの名前がついた焼き菓子。

ピサの特産品である松の実を使ったサクッとした焼き菓子。

 

ピサニーネの2まわり小さいこんもり丸いお菓子のキンツィカ Kinzica。こちらは、上に松の実がのっているのは同じですが、生地にアーモンドの粉が入っています。

トルタ・デイ・モルティ

11月の「死者の日 Festa dei Morti」(日本のお盆のような祝日)に売られ、パン・デイ・モルティ Pan dei Mortiやパン・デイ・サンティ Pan dei Santiと呼ばれる、ピサのケーキ。

ケーキに近いパンといった感じ。イタリア各地にそれぞれのレシピがあり、ピサのそれは、カカオベースの生地にアーモンドや干しブドウ、ハチミツ、シナモン、ヴィンサントを隠し味にいれたものです。

スキアッチャータ・ディ・パスクア

イースター(イタリア語でパスクア・復活祭)の3-4月時期のピサの伝統菓子。

貴族に献上するためではなく、地元の地域で作られていたのが広まったもので、素朴で甘すぎず、優しい味がします。

材料は、卵、バター、オリーブオイル、ハチミツ、砂糖、オレンジ、レモン、アニス酒、塩、リキュール。この時期、パン屋やお菓子屋さんの他にスーパーでも販売されます。


ビスコッティ・ディ・プラート

カントゥッチ Cantucciとも呼ばれるビスコッティ・ディ・プラート Biscotti di Pratoは、フィレンツェの北西、プラートの町が発祥。 アーモンド入りの2度焼きする固焼きビスケット・

ヴィンサント  Vin Santoと呼ばれる飴色の甘いデザートワインに浸してたべます。今ではアーモンドだけでなく、チョコ、イチヂク、レーズン、ピスタチオ入りなど様々な種類があります。

トルタ・マントヴァーナ

フィレンツェの北西にあるプラート発祥のケーキ。

レモンの皮や松の実の入った、シンプルで素朴なケーキです。

イタリアの甘い朝食にピッタリのケーキで、州全土で作られます。

カスタニャッチョ

カスタニャッチョ Castagnaccioは、栗の粉に、松の実とローズマリー、上質なオリーブオイルを加えて焼いたもので、栗の自然の甘みを感じる秋のお菓子。

トスカーナ州は栗の産地で、ルッカ近くのガルファニャーナの栗の粉、オルチャ渓谷やムジェッロ地方で取れる栗は大変有名です。

ピサをはじめ、トスカーナ州のあちこちで栗祭りが行われます。

リチャレッリ

フィレンツェの南にあるシエナの郷土菓子、リッチャレッリ Ricciarelliアーモンドの粉を使った、卵白や砂糖が入った柔らかいお菓子。

チョコレート味もあります。パスクア(イースター)の時期になると平和の象徴、ハトの形をしたリッチャレッリも登場します。

クリスマス時期の定番のお菓子でもありトスカーナ州全土で販売されます。


カヴァルッチ

カヴァルッチ Cavallucciもフィレンツェの南にあるシエナの郷土菓子で、馬(Cavallo)の蹄の形に形が似ていることでこの名前になったと一説では言われています。

クルミ、アーモンドなどのナッツ、アニスが入ったオレンジの香りのするお菓子でトスカーナ州全土で食べます。

主にクリスマスにお目見えします。

 

パン・フォルテ

直訳すると「強いパン」または「硬いパン」。名前の通り保存のきくシエナが発祥のお菓子。トスカーナ州全土で、一年中買えますが、主にクリスマス時期にたくさん売られます。

ハチミツ、砂糖、アーモンドやヘーゼルナッツ、フルーツの砂糖漬け、香辛料をくわえて丸く固めて焼いたお菓子です。一口でも濃厚な味わいです。

ズッコット

フィレンツェ発祥のドーム型のセミフレッド(アイスとクリームの中間)のズッコット Zuccotto。メディチ家の宴会用に作ったのが始まり。オリジナルレシピは、内側にリコッタチーズと、柑橘系のフルーツの皮とカカオをまぜたものを、外側は、スポンジにアルケミスの赤いリキュールを染ませたもの。現在は、チョコレート味やアイスバージョンなどドーム型のものをズッコットと呼ぶことが多い。

スキアッチャータ・コン・ウーヴァ

フィレンツェのケーキで、9-11月、秋に販売されます。

パン生地に秋に収穫される生の黒ブドウの粒をのせて焼き上げます。ブドウの汁を生地が吸ってしっとり。

ワインの産地トスカーナ州ならではのケーキです。種入り・種なしとあり、種ありは、種ごと一緒に食べます。

 

スキアッチャータ・アッラ・フィオレンティーナ 

名前の通り、フィレンツェのケーキ。

2月のカーニバル・シーズンに登場します。

シンプルなスポンジ生地に、オレンジ風味、ケーキの上には、フィレンツェの紋章百合の花が砂糖で書かれています。